ゴールデンウィークはビットコイン/ブロックチェーン関連の知識底上げを目指して何冊か読んだり手を動かしたり積んだままにしたりしてました。おかげで立派な耳年増にクラスチェンジ多少は概要を人に説明できるようになってきました。
関連書籍をまとめて何冊かご紹介します。
【入門編】
いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
大塚 雄介(著)
「ビットコイン→ブロックチェーン→Fintech」の流れで、もっとも基本的なことから解説がなされています。実務者が書いているため記述も具体的です。入門書として一冊挙げるなら本書だけで十分でしょう。
ビジネスブロックチェーン ビットコイン、FinTechを生みだす技術革命
ウィリアム・ムーゲイヤー (著), 有限責任監査法人トーマツ (監修), 黒木章人 (翻訳)
主にビジネス面の影響についてコンパクトにまとめられています。概要をかいつまんで把握するには最適な一冊です。
ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
ドン・タプスコット (著), アレックス・タプスコット (著), 高橋 璃子 (翻訳)
ブロックチェーンは世界をどう変えるのか、ビジネスモデルに対してどのようなインパクトをもたらすのかが網羅的に書かれています。ブロックチェーン実現にともなうリスクもわかりやすく記述されています。「創造的破壊が予想される12のエリア」が興味深いところです。
【テクニカル編】
ブロックチェーン 仕組みと理論 サンプルで学ぶFinTechのコア技術
赤羽喜治 編著 (著), 愛敬真生 編著 (著)
Bitcoin Core/Ethereum/Hyperledger Fabricについて、サンプル実装の解説が充実しています。日本語で書かれた技術書籍としてはもっともおすすめかも。サンプルコードも大量にあって実際に動かしてみたら動いた。楽しい。
ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術
アンドレアス・M・アントノプロス (著), 今井 崇也 (翻訳), 鳩貝 淳一郎 (翻訳)
いま読んでるところ。Fintechのバイブルと呼ばれる書籍の邦訳だそうです。トランザクションやウォレット実装の解説が多め。サンプルコードも充実しています。
日本でもブロックチェーン関連の機運が盛り上がっています。複式簿記の拡張としてのトリプルブッキングなど、知れば知るほど刺激を受ける技術が現実のものになりつつあります。5年後10年後はどのような姿が見られるのか、非常に楽しみです。
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