公金支払代行サイトの運用はなぜ混乱続きなのか

金曜日 , 28, 4月 2017 公金支払代行サイトの運用はなぜ混乱続きなのか はコメントを受け付けていません

今年から鳴り物入りで開始されたクレジットカード公金納付サービス、カードで処理できていろいろ便利になったと思いきや、混乱続きのようです。

参考: 新年のご挨拶とクレジットカード納税の開始

http://harakancpa.com/blog/?p=191

 

国税のほうはは国から委託を受けているちゃんとした団体のはずのに謎の汎用ドメイン(nouhu.jp)で運用されていて、怪しさ満載です。街の個人商店で「国税はじめました」とか看板が出てるような状態でしょうか。

「国税クレジットカードお支払サイト」は誰が運営するサイトなのか – Togetterまとめ

https://togetter.com/li/1067266

国税クレジットカード支払サイト

https://kokuzei.noufu.jp/

 

都税のほうはもっと酷くて、コンビニに支払に行ったら入口に「東京都」って書いてあっていやいやここは収納代行窓口のコンビニでしょと思うと「うちは東京都です」と言われてるような状態。

東京都主税局が民間企業に.LG.JPドメイン名を切り売りする前代未聞の暴挙に——EV SSLの「東京都」も – Togetterまとめ

https://togetter.com/li/1104157

都税クレジットカード支払サイト

https://zei.metro.tokyo.lg.jp/

いずれも解決方法は提示されているので、遅滞なく解消していただきたいものです。

 

このような状況に陥る原因は、発注者(国や地方公共団体)のリテラシー不足か、委託団体のリテラシー不足か、発注者と委託団体との連携不足か、もしくはその全部かと想像します。然るべき知見を持つ人が中にいれば起きないはずなので、どなたかしっかりしたアドバイザーを入れてもらえないものかと思います。

それ以前にクレジットカード支払だと金額に応じた決済手数料がかかります。納付委託を受けている団体の立場からは仕方ないのかもしれませんが、これもどうにかしないと普及しないように思えます。(発注者側のコスト負担は行われているようですが、利用者側の負担が残っているのが惜しいところです)

 

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