ScanSnap Cloudがリリースされて一ヶ月程度経過し、運用も試行錯誤を経てようやく安定しつつあるので備忘メモとして書き残しておきます。
ScanSnap Cloudとは
こちらの説明によれば
「コンピュータやタブレット、スマートフォンを使わずに、 様々なクラウドサービスにスキャンデータを直接つなげるサービス」
だそうです。
http://www.pfu.fujitsu.com/imaging/scansnap-cloud/
スキャンデータを手動で連携するのに比べて一手間減るということですね。便利そうです。なおScanSnap Cloudの利用にあたってはID(メールアドレス)とパスワードの登録が必要になります。
現状の運用
業務上、さまざまな紙データをスキャンして保存しておりますが、会計記録に使う領収書データに限定して記載すると以下の手順で進めています。各種サービスと直接連携せずいったんローカルデータとして保存しているのは、トラブル時の保険としての理由と、連携するサービスを切り替えて検証することが多いという固有事情とによります。
freeeと連携する場合は、画像データをアップロードするとファイルボックスが採番してくるので、連番に合わせてファイル名を変更しています。
MFクラウド会計と連携する場合は、ファイルボックスに相当する機能がないためアップロードはせず画像データを控えとして保管します。こちらも連番を自分で振ります。
現状の課題
ScanSnap Cloud導入による効果
ScanSnap Cloudを使うと、取り込んだデータを手動でフォルダに振り分ける作業が「ある程度」自動化されます。具体的には、連携サービスによってファイル保存場所や形式を変えることができます。こんな感じで。
「Receipt」フォルダには、「領収書」として判定されたデータが自動保存されます。
「Photos」フォルダには、「写真」として判定されたデータが自動保存されます。
データの内容にもとづいてある程度自動的に判定して所定のフォルダに保存されるのはかなり便利な機能ですね。クラウド名刺管理サービス「Eight」やEvernoteとの連携もできるようですが、今のところ使っていません。
ScanSnap Cloudのメリット
ScanSnap Cloudのデメリット
上記を解決するには現段階では「すべてのファイル」をDropbox連携するのがシンプルでよろしいかと思われます。
現段階での結論
画像データ(JPG形式)として一度保全しておくと、連携後も再利用できるので便利です(チェック時に画像表示しておくとか)。
本来は「紙資料→スキャン→サービス連携」を想定しているので、「紙資料→スキャンしていったんデータにする→サービス連携」という運用にしてしまうとあまりメリットを生かせません。今後の機能向上に合わせて運用も変えていくことになりそうです。
会計帳簿の運用について
freeeと連携する場合については、
SacnSnap Cloudが想定するような運用として直接連携し、紙は別途保存というシンプルな運用でも問題はなさそうです。スキャン失敗時のリカバリだけが懸念でしょうか。
MFクラウド会計と連携する場合については、領収書データとの連携がもう少し機能アップしたら検討したいと思います。
クラウドサービスはやはり実際に運用してみないといろいろ見えてこないなという感じがします。