[書籍]IT会計帳簿論-IT会計帳簿が変える経営と監査の未来-

火曜日 , 13, 8月 2019 Leave a comment

発行は2018年。 何回目かの再読になりますが、帳簿組織とIT化について考えるきっかけになる一冊です。会計帳簿の歴史にはじまり、伝統的会計帳簿とIT会計帳簿の相違点や現代のIT会計帳簿の実装について網羅的に解説しています。

会計記録機能を提供するサービスやツールとして「伝統的会計ソフト(オンプレミスから派生したもの)」と「クラウドネイティブ会計ソフト(SaaSとして提供されるもの)」の違いには触れられていない点はやや不満ですが、伝統的会計ソフトの機能比較表が役に立ちます。

一方で、今後の会計ソフト(もしくは会計サービス)を語る上でオープンアーキテクチャへの対応という点は不可欠といえます。本書ではこの点にも言及してもらいたかったところです。今や単独の会計ソフト/サービスですべての業務機能を網羅するのは現実的には困難で、経費精算や請求といった機能に特化したサービスといかにシームレスに連携していくかが課題になっており、「会計ソフト」という従来の枠組みでは求められる業務要件に対応するのが難しいのではないでしょうか。その意味で本書の次作ではさらに踏み込んだ解説を期待したいところです。

P233にある「会計情報が要求される主な内部報告」では、IT会計帳簿に対する「予算管理情報」「資金管理情報」「原価管理情報」「中長期計画情報」「業績評価情報」などさまざまな局面での情報提供機能への期待がコンパクトにまとまっています。

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