添付ファイルの慣習は早く消滅してほしい

金曜日 , 3, 3月 2017 添付ファイルの慣習は早く消滅してほしい はコメントを受け付けていません

今日も元気だメールが重い。

Gmailで添付できるファイルのサイズが20MBから50MBまで拡大したらしいのですが

 

Gmail、受信可能な添付ファイル容量を50MBにアップ

http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1703/02/news068.html

 

なんとも「これじゃない」感が漂います。Googleには添付ファイルの機能拡張ではなくて、添付ファイルを代替する機能を追求していただきたかった。(Googleドライブの利用を推奨してはいますね)

メールの添付ファイルは相手の環境に左右されず自由に送信することができるので多くの場面で利用されていますが、以下のデメリットがあります。

  • 添付ファイルのデータが(能動的に削除しない限り)送信側と受信側双方のメールボックスに残る
  • ファイルサイズが大きい添付ファイルはネットワーク帯域を圧迫する
  • 受信側のファイルサイズ制限でうまく送信できないことがある(送信側にはエラーメールが届く)

私も業務上やむをえず添付ファイルを使うことが多く、こうしている今も受信したメールにいろんなファイルが添付されてきていて、削除しない限り残る気持ち悪さと日々向き合っております。送信時はパスワード付き圧縮ファイルを作成したり展開したりしつつ、この慣習はなんとかならないかなと。POP/SMTPプロトコルを使用したメールが確実に到達することが保証できないことは明白なのに、一度世の中に定着した慣習はよほどのきっかけがないと変化することはないようです。共通のファイルを複数者間で更新してるときのストレスは特に高く、添付ファイルの空中戦をしながら遠い目をしています。

ちなみに外資系企業でよく見る「パスワード付き圧縮ファイルとパスワードを別送信する」といった運用は、ネットワークを継続的に監視している限り意味をなさないし、パスワードをメール本文に平文で書いている時点で不合格。今や単なるおまじないのレベルでしょうか。

添付ファイルを代替できる機能としてはクラウドサービスのファイル/フォルダ共有機能があります。私の場合は

を相手によって使い分ける感じですが、これも受信側でアカウントがないとうまく共有できなかったりと使い勝手はいまひとつ。宅ふぁいる便のようなファイル転送サービスも、重要ファイルをやりとりするには抵抗があります。

  • 受信側の設定が特に不要
  • 高度なセキュリティが維持される
  • 一定時間が経過すれば自動的に削除される

といった条件を満たすB2Bのサービスがあれば喜んで使うところなのですが。Boxは惜しいところまでいってますが、完璧とはいいがたい。

「FAX」「固定電話」「メール添付ファイル」は三大世の中から消滅してほしい慣習なのですが、ブレークスルーが起きてくれないものかと思います。

 

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